自動車保険不払い問題

2011.11.19

損保会社から突然、「実は、1年前の交通事故の際にお支払いできるはずの保険金をお支払いしておりませんでした。申し訳ございません……。すぐに追加払いの手続きを取らせていただきます」こんな電話がかかってきて、数日後に数千円〜数万円程度のお金が振り込まれてきた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。2005年から相次いで報道された、損保会社による大規模な自動車保険不払い問題。金融庁は複数の会社で支払い漏れが判明したことを受け、48社あるすべての損保会社に対し、02年4月から05年6月までの3年3ヵ月間に保険金支払い事由が発生した契約を対象に調査を命じました。その結果、26社で約50万件、保険金額にして約380億円の「不払い」が見つかったのです。ただ、実際に体験者に話を聞いてみると、ほとんどの人は自分かそんな保険に入っていたことすら知らず、「被害感情」を抱くというよりも、臨時収入を得ることができて思わず「ラッキー」とガッツポーズをした人も多かったようです。というのも、自動車保険の分野での大量の支払い漏れは、その大半が「臨時費用保険」などの付随的な保険金だったからです。付随的な保険、と言われても、いまひとつイメージが湧きませんよね……。無理もありません。損保会社の社員でさえその存在を忘れて、支払いをすっぽかしていたくらいですから、一般の契約者の方がよくわからないのは当然です。

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