親は教師的になってはいけない

2011.08.25

幼児期の教育でもっとも大切なことは「教えてはいけない」ということです。子どもに教えてもらうぐらいの気持ちをもっていたほうがいいでしょう。トランプでも何でも子どもと同じ立場で遊ぶから楽しいのです。教えようとしたら遊びではなくなってしまいます。教えるなということは、つまり教師的になるなということです。子どもの目の高さになって一緒に遊びましょうということです。若いお母さん方には、教師的になってはだめですよということをお話していますが概して、子どもを合格させる親というのは素直にこちらのアドバイスを聞いてくれる人が多いのです。そして、合格する子どもというのは、教師の言うことを吸い取り紙で吸い取るように吸収してくれるものです。おもしろいもので、お母さんがこちらの言うことを素直に聞いてくれる場合、子どもも同じです。先生はああ言うけれど……というお母さん方の場合、やはり子どもも同じになるのです。親子とも教師の言うことを素直に聞かないのです。些細なことのようですが、人の話を素直に聞く、これは合格の条件の一つです。子ども本来の素直な心に、親がマイナスの刺激を与えてしまっている場合が多いのです。先生は、ああ言うけど、そんなことはない。うちはうち流のやり方があると……。うちにはうちの文化があると信念をもつことは素晴らしいことではありますが、やはり受験に関しては、我々プロのアドバイスに、素直な心で耳を傾けていただきたいと思います。