日本のごみ処理は「待ったなし」

2011.10.31

日本のごみ処理は「待ったなし」の状況になっているのに、一人ひとりの意識にそこまでの危機感がまだないのは、なぜでしょうか。それは、ごみ処理にどれだけのお金がかけられているのか、ほとんどの人が知らないからだと思います。行政がこれまで一般の人たちに伝えてこなかったのも、ひとつの原因です。では、ごみ処理にはどれだけのお金がかかっているのでしょうか。日本の首都である東京都の場合をみてみましょう。東京二三区の一トンのごみを処理する費用には、九八年年度で五万六四九七円かかかっています。わかりやすい身近な数字に換算してみるとどうなるでしょう。日本の一人あたりのごみ排出量は、一日約一・一キログラムですから、一年間には四〇一・五キログラムのごみを出していることになります。四人家族なら一・六トンです。つまり、東京都に住む四人家族が出すごみの処理には、一年間に九万三九五円の税金が使われていることになります。これは決して小さい額ではありません。