人間の体にある約140の関節はすべて、固定されたもの、わずかに動かせるもの、広い範囲で動かせるもの、この3つに分類できます。この3種類の組み合わせによって、私たちの体は安定と可動の微妙なバランスを保っているのです。固定された関節は頭蓋骨のように、ほとんど動かすことのない骨同士をつなぎます。不動関節と呼ばれるこの種の関節が関節炎になることはありません。脊椎が骨盤と接する仙腸関節のように、わずかにしか動かない関節は半関節と呼ばれ、この種の関節も、関節炎になることはめったにありません。変形性関節症の心配があるのは、よく動かす関節です。この種の関節は、可動関節、あるいは滑膜関節と呼ばれ、いくつかの形状があります。肘や膝は扉のように動く蝶番関節、股関節は前後左右にほぼ360度勤く臼状関節です。他にも、親指の付け根の鞍関節、手根骨の滑走関節などがあります。広い範囲で動かせる関節には、このように様々な形がありますが、その役割は一つ、なめらかに動かせるように骨と骨の距離を一定に保つことです。
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