招待客

2011.05.11

挙式スタイルと日程が決まって次にやるべきことは、招待客と席次の決定です。席次とは席に座る順番のこと。招待客に失礼のないように配慮するつもりでも、親の意見や招待客の数や年齢層、社会的な地位、新郎新婦との間柄などを考えているうちに人数調整がつかなくなったり、席の位置によっては招待客に上下をつけることになったりと、簡単なようでいて、なかなか骨の折れる作業でもあります。この間に大ゲンカしてしまうカップルも少なくないそうですよ。席次の基本は、正面の新郎新婦が座るメインテーブルを見て左側が新郎、右側が新婦となり、新郎の隣には仲人、新婦の隣には仲人夫人が座ります。そしてメインテーブルに向かって左側が新郎側、右側が新婦側の招待客と親族の席になります。新郎新婦に近い席ほど上座で、主賓席となりますから、恩師や上司などは最前列の席に。両親は末席に座ります。挙式のときは両親・兄弟は新郎新婦に近い席に座るのですが、披露宴では招待客が主役なので、挙式のときと反対の末席に座るのです。ところでフランスでは昔、年頃の独身男女にとって、披露宴は出会い&お見合いの場でもあったといいます。新郎新婦は互いの友人たちの性格・嗜好を熟知していたため、招待客も席次も吟味されていたとか。新郎新婦が気を利かせて、お似合いと思われる男女の席をわざと隣り合わせにすると、ふたりは挙式中もダンスのときもなるべく一緒にいるという決まりもありました。暗黙のうちにこうしたカップルを作ることで、新郎新婦が自分たちの結びつきも強まると考えていたのでしょう。私の友人も、新郎側、新婦側と席次をあえて分けないで、年齢の近い人や趣味や会話の合いそうな人を同テーブルにしたところ、すっかり意気投合して一緒に旅行にまで出かけるほど親しくなったそう。せっかく披露宴で同じテーブルに着いたのですから、ただ食事をして帰ってしまうのではなく、これもご縁と思って仲良くなれたらステキですよね。招待客を決めるときも、体裁や肩書きにとらわれすぎず、本当にお祝いしてもらいたい人、今後もずっと付き合っていきたいと思う人を招待すればいいのではないでしょうか。